健康コラム
身体の不思議
「どうしてあくびはうつるの?」「別腹って本当にあるの?」など、知っているようで意外と知らない身体の不思議とそこから浮かび上がる健康情報についてまとめてみました。
身体の不思議①     あくびがうつるのはどうして?

これまであくびは脳の酸素不足といわれていましたが、最近では脳を冷やすためにあくびをしているという
説があります。例えば、眠いけれど頑張って起きようとしている時、脳は活動的になり温度が上昇します。  
ところが、温度上昇は脳機能の低下につながってしまうので、外の空気を取り込んで脳を冷やしていると
考えられているそうです。
あくびがうつるのは相手の行動や感情が無意識にうつる「情動伝染」という現象。情動伝染は、他人の感情の
理解や共感する能力に関係しており、理解したいと思う人、興味のある人に特に出やすいといわれています。
そのため親しい人の方が、あくびがうつりやすいそうです。
身体の不思議②    緊張するとトイレが近くなるのはどうして?

膀胱には尿意センサーがあり、膀胱の半分ほど尿が溜まると最初の尿意を感じるそうです。
緊張状態になって交感神経が働き過ぎると、尿道が締まり膀胱の尿意センサーが刺激を受けやすくなります。
そのため、トイレが近くなってしまうそうです。
昼の排尿が8回・夜の排尿が2回以上の場合は、頻尿の可能性があるそうです。

~頻尿改善に!おすすめ骨盤底筋トレーニング~
膀胱や尿道を支えている「骨盤底筋」という筋肉が緩むと、頻尿や尿漏れの原因につながってしまうそうです。
気になる方は下記のトレーニング法をお試しください。
★肛門を3秒締め2秒間緩める。これを1セット10回として1日2セット行う★

身体の不思議③     甘い物は別腹って本当にあるの?

通常、満腹状態になると胃の動きは停滞します。ところが、甘いものが好きな人がケーキを見たわずか数秒後に胃が少しずつ活動を開始。これは視覚・嗅覚・味覚で自分の好物を認識した事で、脳が「もっと食べたい!」と反応して消化活動を促進させる指令を送ったためなのだとか。この結果から、別腹は本当に存在するようです。ただし、食べ過ぎは胃腸に負担がかかり胃もたれや胸焼けの原因になるのでご注意ください。
身体の不思議④     寒さや恐怖で鳥肌が立つのはどうして?

肌が寒さを感じると脳の温度調節中枢がはたらき、体温を逃さないようにと交感神経が働いて、身体の表面の筋肉をちぢめます。そのとき同時に立毛筋(毛の根っこにある筋肉)が収縮して鳥肌が立った状態になるそうです。
また「恐怖」を感じた場合は、心拍数が上がり、筋肉への血流が増えて、身体を守る防衛体制が準備されます。
この時に重要なはたらきをするのが交感神経で、さらに、毛穴を閉じて体中の毛髪を逆立てます。いわば、動物が威嚇(いかく)するときに髪を逆立てて自分を強く見せるなごりが、人間にも残っているようなものです。
このように、寒さと恐怖はどちらも、身体を守るために働く交感神経によって、鳥肌を引き起こしていることが明らかになっています。

身体の不思議⑤     しゃっくりってどうして出るの?止め方は?

しゃっくりの引き金となるのは、喉から食道にかけて存在している「しゃっくりスイッチ」。物を飲み込む際、喉に詰まりそうになると危険を察知してスイッチが入ります。すると、脳の「しゃっくり中枢」が働きしゃっくりを誘発させます。そのため、これら2つの働きを抑える事が、しゃっくりを止める事につながります。



<おすすめ!しゃっくりの止め方>
耳の穴に指を入れる
耳の奥にある迷走神経を刺激する事で、しゃっくり中枢の働きがおさまります。


水を飲む
しゃっくりは、食道に食べ物が残っていると脳が誤解して起きています。そのため、水を一気に飲んで食べ物が全部流れた事を知らせると、脳の反応がおさまりしゃっくりが止まるそうです。

ビニール袋再呼吸法
高い確率でしゃっくりを止められるのが「ビニール袋再呼吸法」。方法は、ビニール袋を使って30秒ほど呼吸をするだけ。この呼吸を続けると、動脈の二酸化炭素濃度が上がって脳が「窒息する」と勘違いします。すると、脳は呼吸に専念するよう指令するため、しゃっくり中枢の働きがおさまります。少し確率は下がりますが、ビニール袋がない場合は、息を止めるたけでもOKだそうです。

高齢の方は十分に注意して行ってください。
1分以内で無理のない範囲で行い、1分以上は行わないでください。